人間の魂とか霊などというものは、いったい何だろうか。
感覚、認識、思考、感情などは全て脳が機械的、物理的、あるいは生化学的な処理しているに過ぎないのであれば、魂や霊は存在しない。
はたして、本当にそうだろうか。
コンピュータメタファーで考えてみれば、人間の脳を外部からリモート操作している存在を誰も否定できないのではないか。
リモート操作している側は、自分とは言えないので、自分の魂ではないかもれないが、自分の思考、行動を左右する上位の存在になるだろう。
AIにしたって人間を凌駕して勝手に暴走すれば、人間に電源を切られてしまう。
コンピュータ自身がリモートで操作されているか否か自らを知るためには、それを知るためのプログラムが用意されていない限り、自らのそれを絶対に知ることはできない。
自分の世界のみから自分自身を言及するトートロジー。コンピュータも人間と同様に、「あれ、俺、気が狂っている??」というのは、判断を外部に仰がなければならない。
自分の周囲に霊や魂を実感する人が少なくないが科学的に証明された例はない。「リモート操作している存在」なんて肯定はできないのだが、否定できないのも事実ではないだろうか。
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