Microsoft Edgeが縁と繋がる?

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「縦の糸はあなた 横の糸はわたし おりなす布は いつか誰かを 暖めうるかもしれない~」

中島みゆきさんの「糸」、いい曲ですね。

「糸」に「彖」と書いて「縁」。直近の記事にWebは「縁」で成り立っている、と書きました。

「縁」という語句は、意味深いですね。「えん」「えにし」「よすが」という関わり合いとか、ゆかりといった意味と「ふち」「へり」という意味がありますね。

熟語では、「由縁」「縁故」「縁起」「因縁」などがありますし、日常「ご縁がありました。」「何かの縁でございます。」なんて使い方をします。

「縁」という漢字の「彖」は、ブタの腹の垂れたところを表しているので、「縁」は弧になって垂れた布の「へり」を表しているんですね。

これが「つながり、かかわり」といった意味へと転じたようです。どうして、「ふち」がつながりの意味に転じたんでしょう。物事の境界線すなわち「ふち」をたどると他の物事と必ず接触する、すなわち「つながる」ことから意味が転じたのではないかと思うんです。

英語だと、まず思いつくのが「relationship」ではないでしょうか。でも、「relationship」は「関係、関係性、関連性」という明確に表れている関係の意味が強く、「縁」に含まれる無意識のうちの「つながり、結びつき」の部分がないのでしっくりきません。
他に、「fate」「tie」「link」という語もありますが、いずれも「縁」にピッタリの意味ではありません。

ところで、グラフ理論でいうところの点=nodeと辺=edgeの「edge」は、まさに「ふち」の意味の「縁」ですね。

で、インターネットエクスプローラは、インターネットの探検家という意味だったけど、インタネットエッジは、インターネットの「ふち」ではなくて、Webの「縁」という意味に転じたものなのだったのではないでしょうか。どうだったんでしょう?

いまさらですが、であるなら、いい名前だったんですね・・・

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