大寒波到来?氷点下何度まで下がるんでしょう・・2019年2月

週間天気予報で北海道の今週末の最低気温が-30℃を下回る予想が出ましたね。

会社に勤めていたころに低温実験室があって、6畳間位の前室-10℃、20畳の本室-30℃、極低温室-40℃でした。ダウンの防寒着を着て入室するんですが、30分作業するのがやっとだったように記憶してます。-40℃の部屋に30分もいると-10℃の前室が暖かいと感じます(笑)。

寒いのは嫌ですが、氷点下の雰囲気って、嫌いじゃありません。

凛と張り詰めた空気と吐く息の白さ。雪と氷の眩しさと空の高さ。降り注ぐダイヤモンドダストの神々しさ、ってところでしょうか。

ところで、氷点下といえば、水が氷る温度ですですね。海水さえ-1.8℃から氷りはじめますが、凍るときに塩分を排除するので、流氷は真水に近いはずですね。調べてみたら、 海水の塩分濃度は平均3.5%なのに対して、流氷は1%~0.16%にまで下がっているそうです

半導体でシリコンなどの不純物除去にゾーンメルティング技法が使われますけど、寒い地域なら、低コストで海水の淡水化ができるんでしょうね。

北海道大学の研究によると、
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjshwr1988/8/3/8_3_344/_pdf
2回の氷結、解凍で海水が水道水レベルまで塩分濃度が下がるようなので、ゾーンメルティングすれば比較的容易に淡水になるってことですね。とはいえ、北海道には河川が沢山あるのでわざわざ海水を淡水にする必要はないんでしょう。

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