大雪・寒波と地球温暖化

寒波である。北陸では、久々の大雪で車が長時間立ち往生。水道管破裂が多発して、水道工事屋さんが大繁盛。

テレビを見ていたら、この寒波は、地球温暖化の影響だと言っている。

CO2上昇に伴って気候変化の幅が大きくなった影響なんだとか・・・・・
地球が温暖化すると寒波が来るという逆張りを公共放送で平気な顔して流してしまうのには驚き。
ここまで常軌を逸したことをいわれるとさすがに逆立ちしたくなる。

普通なら「地球が温暖化しているのに、こんなに寒いのはどうしたことでしょう。」と放送するのが順当だろう。

学生の頃の研究テーマの一つにガスダイナミックレーザーってのをやっていて、CO2レーザーを自作したことがある。
炭酸ガスを流しながら高エネルギー状態にしてミラー間で発振させるもの。確か波長は10.6μmだったように記憶してる。
で、メタン-酸素の混合ガスを5000kくらいの衝撃波の中で炭酸ガス発生させて(いわば爆発)高出力でレーザー発信させようというもの。
基本データ取りをして、コンピュータシュミレーションから発信の最適条件を求めるという研究。

なので、CO2の特性についてはある程度知っているつもり。CO2は、熱を吸収するのではなくて、赤外線の吸収帯が多いってこと。
地球温暖化がCO2の影響ってのは感覚的にずっと違和感がある。スパコンを使った温暖化のコンピュータシュミレーションなんて鼻から信用していない。

だって、大気中のCO2濃度はせいぜい500ppm。つまり、0.05%と極微量。
こんな濃度なら、透明ガラスのコップでコカコーラを飲み干したものと天然水を飲んだコップを上から蓋をして遠赤外線ストーブの前においてどちらが温まりやすいか試してみたらいい。
CO2の赤外線吸収がこんな程度の濃度では影響が少ないってことと、個体(赤外線を透過するが多少は吸収する)であるコップのほうがはるかに大きく影響するので、どちらも同じあたたまりやすさになるはず。

こんな程度の濃度なら、地球も同じで地表面や海の方が、太陽からの赤外線をたくさん吸収している。

現に、日向ぼっこしていて、太陽は今もポカポカしてるじゃないですか。農業用のハウスだって暖かいじゃありませんか。以前に比べて5℃も温まりにくくなってますかね。
それに、大気で吸収する赤外線と地表面と海が吸収する線量の総和でみれば、CO2濃度の影響は小さいってこともあるでしょう。
地表面に赤外線が届かないほどの高濃度になれば話は変わるでしょうけどね。

仮に大気中のCO2の影響で、気温が5℃も変わるんだとしたら、既に赤外線量が少なくなった太陽光が届く農業ハウスの室内温度が、以前に比べて、5℃下がっているはずでしょ。
農業用ハウスの温度が上がらないなんて話は聞いたことはないし、収穫量は今も変わらない。

こんなことは、太陽光を直接観測すればすぐに解るはず。
地表面に届く太陽光のスペクトルデータの変化からみると、やっぱりね・・

地球温暖化についての解説
http://island.geocities.jp/mopyesr/ondannka/ondannka.html

話は、話は戻るけど、寒波は、温暖化と関係がない・・・・ってことは、これからも寒くなりそうだ。

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