Wikipediaでは「言霊」を以上のようにに説明しています。
言霊とは、一般的には日本において言葉に宿ると信じられた霊的な力のこと。言魂とも書く。
清音の言霊は、森羅万象がそれによって成り立っているとされる五十音のコトタマの法則のこと。
その法則についての学問を言霊学という。
言霊は、量子論からすると非科学的とはいえなくなってきたという話を前回書きましたが、それがどういったことに基いているのかを考えてみました。
まず、人間の認識、知覚が直接外界に影響することは疑いのないことになりましたね。
ある量子を、人が粒子として認識するとその後粒子として立ち回り、波動として認識すると波動として挙動するといったようなことです。
このような現象が、なぜなのかはわかっていません。
その部分は謎だとしても、言葉は、言葉が指し示す対象を人が「想起」「認識」するのですから、「言霊」と言われているものは、言葉自身に霊力があるのではなくて、その言葉を意識して発するときや、その言葉を聞いて言葉の意味などを認識したときに、直接外界に影響を及ぼし始めるということなんでしょうね。
謎の部分はまだまだ多いですが、「リンゴは美味しい。」と発した時や聞いた時、リンゴはより美味しくなっているという不思議が起こっているということになります。
常識では、そんなバカな話はありませんが、人間の認識が素粒子レベルの挙動に直接影響するならあり得ない話ではありません。
いみじくも、アインシュタインが量子論の正否の議論の中で、「私たちが見ていないときには月が存在しないというのか?」というところに決着はついてはいないでしょう。
このアインシュタインVS量子論とそしてソシュール学派の言語学とが関連づいたところで、認識と存在と言語に謎の部分を解き明かす鍵があるように思えてなりません。
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